私のミッションができるまで

「意識高い系」だった私が、鎌倉のシェアハウスに移住して「本来の自分」に気付いた話。

私はずっと、「ひとりで何でも頑張らなきゃ」と思い、15年以上生きてきました。

その結果、人から「すごいね」と言ってもらえるような成功も経験。でも、なぜか苦しくなって、将来が見えなくなったんです。

そのとき、私が選択したことは、「鎌倉のシェアハウス」に住むことでした。

それまでは、仕事命だった私。

通勤で1時間半もかかる場所に住むなんて有り得ませんでしたが、これをきっかけに大きく人生が変わっていったんです。

自分を「みじめ」だと思っていた学生時代

私が「ひとりで頑張らなきゃ」と思うようになった発端は、中学生のとき。

父が脱サラ・個人事業主になったものの、事業が安定せず。

やさぐれた父はパチンコ浸けになり、母がアルバイトで生計を立てるような状況になりました。

当時の私にとっては、家庭が困窮していることがコンプレックス。

自分の人生の選択肢は、みんなと比べて限られている。
「できることの幅」がみんなと違う、と思っていました。

いつも「みんなはいいよね」と羨ましがり、自分を「みじめだ」と感じていたんです。

「ひとりで頑張るしかない」命がけの受験勉強

人生を「みじめ」なままで終わらせたくない。

そう思った私は、高校1年から進路を真剣に考えていました。

父親から「実家から通える大学にしろ」と言われましたが、関東の大学を希望。

「お金をかけずに関東の大学に通う方法」を一年生からリサーチし、学費の安い国立大学を志望することにしました。

でも、偏差値が全く足りず、そこからは怒涛の受験勉強。

特に3年生のときは、起きている時間はほぼ勉強しているような生活でした。

みんなに流されたら、人生が終わってしまう

 周りの友達は、ときどき私を別世界の人のように見ていました。

「なんでそんなに頑張ってるの?」

「私は孫ちゃんみたいに頑張れないから…」

そう言われる度、受験勉強に命を賭けていた私は、周りと距離をとるようになりました。

呑気なみんなに流されたら、人生が終わってしまう。

だから、「ひとりで頑張ろう」と思っていたのでした。

「ひとりで生きていく」高校生での決意

 猛勉強の末、無事、志望校に現役合格。

「自分が頑張れば人生は変えられる!」と思うようになりました。

一方で、「ひとりで頑張る」という想いが、同時に染み付いていました。

ちゃらんぽらんな父や、溜息が絶えない母には、絶対頼れない。

周りに合わせていたら、「やりたいこと」ができなくなってしまう。

だから、「ひとりで頑張る」ということが癖になっていきました。
そしてこれは、社会人になってからも続いたんです。

挫折からの社会人スタート

私の社会人スタートは、決して華々しいものではありませんでした

ひとりで生きていくために、キャリアウーマンになるんだ!と意気込んでいたものの、就職活動が上手くいかず。
80社受けても内定はゼロ。

それでもほぼ誰にも相談せず、「頑張れば何とかなる」と休むことなく就活を続けました。

なんとか中小企業の営業職に内定して入社するも、今度は「ブラック」と言われてしまうような労働環境に苦しみました。

休みは1週間に1回あれば良い方。

休みでも携帯電話が当たり前に鳴る生活。

社内での人間関係が上手くいかなかったことも重なり、心身ともにギリギリで精神科に駆け込んだことも。

内心では「逃げたい」と思いながら、「頑張るしかない」と堪え忍んでいました。

キャリアアドバイザーになりたい

 そんな中、二年目に大きな仕事を任されることになり、気持ちが一変。

性に合う仕事に出会うことができ、はじめて「仕事が楽しい」と思いました。

この経験から「仕事を楽しむ人を増やしたい」と、「キャリアアドバイザー」に興味をもって転職活動を開始。
たまたま採用されたのが、「新卒向け」のキャリアアドバイザーという仕事でした。

「新卒向け」になったのは偶然でしたが、これが私にピッタリはまったんです。

キャリアアドバイザーが天職!

大学生は、社会に出る前、いろんな不安を抱えています。
なので、単に職業紹介をするだけではなく、ときに人生相談になります。

人一倍、「生き方」について考えてきた私は、彼らの人生を一緒に考えることがやりがいに感じていました。

一方で、私は「成果を残したい」とも強く思っていました。
そのために、高校生のときと同様、周りと自分との間に線を引いていたんです。

ガムシャラに仕事した結果、毎月の目標を上回る成果を出して、ついに全社表彰である新人賞を獲得。

やりがいもあり、成果も出すことができた仕事。
これが天職だと思っていました。

天職への迷い。私は本当は何がしたい?

でも、しばらく経つと、気持ちに変化が訪れました。

なぜか、ずっとアドバイザーの仕事を続けるイメージがもてなくなっていったんです。
これまでずっと、目標に向かって頑張ることで気持ちを保っていた私は、迷路にいるような先の見えない感覚でした。

追いかけるべき「何か」を探したくて、大量のセミナーや交流会に参加。

そこで出会ったのが、SNS発信で人を集めてビジネスをする、個人起業家の人々でした。

順調だった週末起業、でも、これが本当にやりたいこと?

 個人でも、発信にたくさんの人が集まる影響力に憧れた私。

自分も偽名でブログを立ち上げ、土日だけの「週末起業」をしてみることに。

得意だった「書くこと」を活かし「プロフィール作成」の仕事からはじめ、本職での経験を活かした個人向けコンサルタントも始めました。

目指すものが決まると頑張れる私は、SNS投稿や顔を売るための交流会参加など、平日の朝夜と休日にフル稼働。
売上も順調に上がり、もう少し頑張れば独立できるくらいの収入も見えつつありました。

でも、ここにきて、また迷いはじめてしまったんです。影響力が欲しいと思っていたけど、それで何がしたかったんだっけ?

頑張れば頑張るほど、何を目指しているのかわからなくなっていきました。

やっと気付いた、本当の自分の声

疑問を抱えながらの週末起業に疲れたとき、たまたま自分がカウンセリングを受ける機会がありました。

今までとにかく「行動行動」だった私にとって、はじめて自分の内面とじっくり向き合う機会。

そこで、やっと自分の「疲れ」の理由がわかりました。

私はずっと、「ひとりで頑張る」ことで自分を保ってきました。
「みじめ」にならないためには、頑張って上に行くしかない。

でも、人といたら悪い方に流されてしまうし、親も頼れない。
だから、自分で高い目標を立ててひとりで頑張ろうと、外側に自分の生きる道を探していたんです。

本当は、答えは自分の内側にありました。「ひとりで頑張る」とずっと武装していたけど、本当はしんどかった。

肩肘張って頑張るの、やめよう。
余計なものを手放し、もっと心地よく生きていきたいと思いました。

鎌倉のシェアハウスへ!

そう思いだしたら身の回りのほとんどが「余計なモノ」に見えて、私は断捨離を始めました。

捨てるにつれて、どんどんスッキリしていく気持ち。

身軽になることが病み付きになり、ついには家も捨ててしまおうと「シェアハウス」に住むことを決めました。

そして早速シェアハウスを探しているとき。ふと、「鎌倉に住みたい」という思いが沸いてきたんです。

もともと海が好きで鎌倉の海も度々訪れていましたが、都内に職場があり、夜遅くまでの残業が当たり前の生活。
鎌倉に住もうなんて、考えたことはありませんでした。

でも、一度海の近くに住むことを想像したら、今までにないほどのワクワク感。

私は、自分の心の赴くまま、わずかな荷物だけで鎌倉のシェアハウスに移住したのでした。

私が本当に望んでいた生活

引っ越してからは、これまでの重い気持ちや疲れが嘘みたいに、一気に心が晴れていきました。

自分の少ない荷物が収まった小部屋を見る度に、「いつでも好きな場所に移動できる身軽さ」に嬉しくなる。
週末に海へ行くと、自分の迷いや悩みが小さく思えて、リセットすることができる。

はじめて歩いて海へ散歩に行ったときには、海が見えた瞬間からジワジワ涙が出てきて、体の芯から「喜んでいる」という感覚でした。

知らないうちに、私は「ひとりで頑張る」という殻に自分を閉じ込めていたんだと思います。

でも、余計なモノを全て捨て、頑張らなくても体と心が純粋に喜ぶ場所に住んだら、自分がどんどん解放されていくのがわかりました。

やっと見つけた、「本来の私」

こうして、「本来の自分」が出せるようになり、一気に生きやすくなった私。

その経験を、自分の心がわからなくなっている同年代に伝えていきたいと思うようになりました。

見えなくなっていた「やりたいこと」がハッキリし始めてからは、迷わず道を選べるようになり、「もっと人と助け合う働き方を覚えたい」と、起業ではなく会社員として経験を詰むことに。

そして、「若手が一歩踏み出すきっかけをつくる」というコンセプトのコミュニティ、「U32の会」を立ち上げました。

最後にー伝えたいことー

私はこれまで、いろんな立場の人々に会ってきました。

キャリアアドバイザーとして関わった1000人の就活生はじめ、起業家や同年代の友達……

どんな立場の人にも共通して言えることは、「本来の自分」がわからなくなっている人が多いということ。

親の意見や世間の常識に従うことに慣れて、自分が何がしたいのかわからなくなっていたり。
何の疑問ももたず、「友達と一緒」「有名な人と一緒」ならそれでいいと思っていたり。

でも、「本来の自分」に気づくことができれば、驚くほど心地よく生きられるようになる。

私自身も、自分を押し込めていた期間が長かったので、まだまだ「本来の自分」と向き合っていきます。

そんな私の姿と変化を見てもらうことで、生きづらさを感じている人たちが「本来の自分」と向き合うきっかけになれればと想います。

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ABOUTこの記事をかいた人

1989年、山形県出身、横浜国立大学卒業。

特殊な家庭環境の影響から、「人より頑張らないと幸せになれない」と思いながら育つ。

社会人になりガムシャラに働いて成果も出したものの、次第に生き辛く感じるように。

そんなときに決断した「鎌倉移住」により考え方が一変。
大好きな自然がそばにある生活に癒され、肩肘を張って生きていたことに気付く。

現在も、鎌倉に住みながら都内に通勤中。
そのかたわら、「"本当の自分" が "生きたい人生"に踏み出す人を増やす」をミッションとして、自分に向き合うカウンセリング、「生き方」のコンサルティングなどを行う。

また、若手コミュニティ「U32の会」を発起・運営中。全国展開を目指している。

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